戸籍抄本 (kosekisyouhonn)取寄せ、取り方、見本、戸籍謄本、申請、違い、郵送、とり方、取得方法、発行、内容等を解説。

戸籍抄本 3つのポイント

わかりやすい戸籍の見方・読み方・とり方はこちら

@戸籍抄本とは
戸籍抄本と戸籍謄本の違いを知っている人は意外と少ない。
戸籍抄本を添付書類とするか、戸籍謄本を添付書類とするかで、その書類の申請が通るかどうかが違ってくる時もある。
だから戸籍抄本について知っておくことは大切なことだと思う。

「抄」という漢字を調べてみると、「文から一部を書きだすこと」とある。
では戸籍抄本とはなにかだが、これは簡単に言ってしまえば、戸籍に記載されている中の一部の人だけのコピーということだ。

通常戸籍謄本を取得した場合は、筆頭者の表示から始まって、配偶者や子供など、その戸籍に記載されている人全員が載っている。
しかし、戸籍抄本を請求した場合は、戸籍の筆頭者の表示と、その請求にかかった人の部分の表示がされたものが手渡される。
戸籍抄本は請求された人だけの戸籍の証明書ということになる。
(ちなみに「謄」という漢字を調べてみると、「原本の通りに書き写す」とある。)

ちなみに、戸籍の事務処理がコンピュータ化され、現在では戸籍抄本のことは個人事項証明書と呼ぶ。
(戸籍謄本は全部事項証明書と呼ぶ。)

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戸籍抄本も戸籍謄本も役所、ひいては日本が公に証明してくれる書面なので、その証明力は高い。
だから、たまに何かの書類を提出する時に、戸籍抄本を添付してください、といわれるのはこのためだ。
そもそも戸籍抄本の「戸籍」とは、人の身分を証明するもの、つまり誰が誰から生れた等を公証したものだ。
戸籍抄本を添付書類として提出を求められた時は、これを確認したいから提出を義務付けているんだと考えられる。


A戸籍抄本の取寄せ方
戸籍抄本はどうやって取寄せたらいいのだろうか。
戸籍抄本の取寄せ方の一つに、直接本籍のある役所に足を運び、取得する方法がある。
請求用紙は役所に準備しているので、簡単に書けるはずだ。
大体の役所は戸籍抄本、戸籍謄本、住民票の請求書用紙と同一のものだと思う。
手数料がいくらかかかる。
なお、戸籍抄本の取得には、役所の窓口で本人確認が義務付けられているため、
免許証等の顔写真付きの身分証明となるものを持っていく必要がある。

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また、戸籍抄本の取寄せ方として、郵送で送ってもらう方法がある。
本籍地が遠くて、とてもじゃないけど戸籍抄本を直接取りにいけない、という方は便利な方法だ。
本籍地とは人の身分上の所在地で、住民票とは違うことが多々ある。
住民基本台帳方上の住民票は住所地を公に証明するものだから、戸籍抄本とは性質を全く別とするものだ。
戸籍抄本の取得は本籍地の役所でできるので、
住所地の役所では取得できないので、郵送での請求先には注意が必要だ。

やり方として、自分の本籍地の役所に「戸籍抄本を郵送で送ってもらいたいんですけど」と問い合わせてみよう。
すると郵送で送ってもらえる方法を教えてくれるはずだ。
戸籍抄本の郵送での取寄せ方は各役所によってびみょ〜に違う。
が、ざっと手順を説明すると、白い紙に必要事項を書いて(もちろん戸籍抄本一通希望の旨も書く)、手数料分の定額小為替を添付する。
あとは返信用封筒と免許証等のコピーも用意する。
これで戸籍抄本を郵送で送ってもらえるはずだ。

B戸籍抄本の内容
戸籍抄本の内容にはどんなことが書かれているのだろうか。
戸籍抄本には、前述したとおり、その請求にかかる者のみについて
筆頭者の表示、本籍地の表示、親、生年月日、長男次男、長女二女の別等が記載されている。

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