失踪届の書き方【戸籍上で死亡したものとする届出です】
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■トピックス
失踪届とは
失踪届の書き方と記入例
失踪届の届後の戸籍への記載例
※ご紹介
失踪の法的手続きでお困りの方は下記がおススメです。
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■失踪届とは
行方不明等、生死不明の状態が7年間続いた者がいた場合
その者の親族は失踪届を届出て、その者を戸籍上で死亡したもの
とすることができます。
第三十条(失踪の宣告)
不在者の生死が七年間明らかでないときは、
家庭裁判所は、利害関係人の請求により、失踪の宣告をすることができる。
※戦地に赴いていたとか、沈んだ船舶の乗っていた等の特殊な理由がある場合は
上記の期間は1年となります。
生死不明者がいると、相続関係では遺産分割協議が進まなかったり、
その不明者に配偶者がいた場合、その配偶者は再婚もできません。
そういったことを回避するための制度となります。
この失踪届を届出るためには、家庭裁判所からの失踪宣告が必要となります。
■手続きの概要
手続き@家庭裁判所への就籍許可の申し立て 【申立人】利害関係人 【申立先】不在者の住所地または居所地を管轄する家庭裁判所 【必要書類】 ・家事審判申立書(失踪宣告) ・不在者の戸籍謄本(全部事項証明) ・不在者の戸籍の附票 ・失踪を証する資料 ・戸籍謄本等、申立人の利害関係を証明するもの ・その他、家庭裁判所から指定があったもの 失踪宣告についてはこちらの家庭裁判所のホームページを参照してください http://www.courts.go.jp/saiban/syurui_kazi/kazi_06_06/ 手続きA市町村役場への就籍届の届出 【届出の期限】 失踪宣告の審判確定から10日以内 【届出人】 家事審判の申立人 【届出先】 失踪者の本籍地、または失踪者の住所地の市町村役場 【必要書類】 ・失踪届 1通 ・失踪宣告審判書謄本 ・確定証明書 ・印鑑 ・届を持っていった方の運転免許証等の身分証明となるもの |
■就籍届の書き方
【失踪届の書き方】 日付欄: 届出年月日を書きます。 窓口に持っていったときに記入しても大丈夫です。 失踪した人の氏名欄: 失踪した人の氏名と生年月日を記入します。 昭和○○年や平成○○年と書いてください。 S○○年、H○○年はダメです。 最後の住所欄: 戸籍の附票等で確認した失踪した人の最後の住所と 世帯主の氏名を書き入れます。 本籍欄: 失踪した人の本籍と筆頭者の氏名を書き入れます。 死亡したものとみなされる年月日欄: 死亡したみなされた年月日を書き入れます。 審判確定の年月日欄: 確定証明書を確認しながら年月日を書き入れます。 その他欄: 添付書類の種類等、 各役所によって書き込む文言が微妙に違ってきます。 事前に役所の人と相談しながら書き入れてください。 届出人のところについて 夫・妻・父・母・その他のいずれか当てはまる関係にチェック(レ)を入れます。 その他の欄は夫・妻・父・母以外の利害関係人の関係を書き入れます。 住所の欄: 届出人の現在の住民票に書かれている住所地を書きます。 本籍の欄 届出人の現在の戸籍謄本に書かれている本籍と筆頭者の氏名を書きます。 署名押印・生年月日の欄: 必ず届出人本人が署名押印します。 印鑑は認印で大丈夫です。(※チャチハタ不可) 届出人の生年月日も書きます。 連絡先の欄: 連絡先を書きます。 |
【失踪届の記入例】 |
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■失踪届の届後の戸籍への記載例
↓失踪届によって戸籍上死亡とされた者の記載例
※配偶者の失踪宣告の場合 |
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↓他にも様々な戸籍の届出の書き方を紹介しています。↓
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