婚姻届の書き方【夫婦の新しい戸籍が作られる届出です】



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■トピックス
婚姻届とは
婚姻届の書き方と記入例
婚姻届の届後の戸籍への記載例

■婚姻届とは
婚姻届とは、夫・妻の新戸籍…つまり夫婦だけの新しい戸籍が作られる届出となります。
夫婦は、婚姻届によって、夫の氏を名乗るか、妻の氏を名乗るかの選択を書き込むことになっています。
残念ながら日本は夫婦別姓を認めていません。

夫の苗字を名乗る場合は夫が筆頭者となり、
妻の苗字を名乗る場合は妻が筆頭者となります。

■婚姻届の手続きの概要

【届出の期限】
期限はありません。
婚姻の意思がお互いピッタリ合って、
婚姻届を届出たいときに届出ください。

【届出人】
夫となる者
妻となる者

【届出先】
夫となる者か妻となる者の本籍地または住所地の市区町村役場

【必要書類】
・婚姻届 
・現在の戸籍謄本(全部事項証明) 
※本籍地に届け出る場合は不要。例えば夫の本籍地に届出るけど、
そこが妻の本籍地ではない場合、妻の戸籍謄本(もしくは抄本)
・印鑑
・届を持っていった方の運転免許証等の身分証明となるもの
【コラム】
結婚祝いをいただいたら、
返さなければならないものは…


僕(このホームページの所有者)は
結婚の際、叔父、叔母やいとこなどの
親戚や、友人から結婚祝いをもらいました。

そのとき、お返しをしなければならないんですけど、
そのお返しを「内祝い」と言います。

内祝いは何を送ったらいいか、
結構迷った記憶があります。

お酒が好きな人にはヱビ○ビールの詰め合わせを贈ったし、
子供がいるイトコにはジュースの詰め合わせを贈りました。

内祝いはその人にあったものを
贈りましょう。

【おすすめの結婚内祝い専門店】
↓ ↓
結婚祝いのお返し専門店
確かに「結婚内祝い専門店」というだけあって、選びやすいです。


■婚姻届の書き方

【婚姻届の書き方】                                     

日付欄:
届出年月日を書きます。
窓口に持っていったときに記入しても大丈夫です。

氏名・生年月日欄:
夫になる人、妻になる人の現在の戸籍謄本の通りに、
つまり婚姻する前の氏名と生年月日を書き入れます。
よみがなは平仮名で書きます。
生年月日は昭和○○年や平成○○年と書いてください。
S○○年、H○○年はダメです。

住所欄:
現在の住民票の通りに住所と世帯主の氏名を書き込みます。
転入届や転居届などの住民票異動の手続きを同時に行う場合
新住所地と新世帯主を記入してください。
→【もっと詳しく】婚姻届の【住所】の書き方

本籍欄:
現在の戸籍謄本の通りに、
つまり婚姻前の本籍と筆頭者の氏名を書き込みます。
夫となる者または妻となる者が
外国人の方の場合は国籍だけ書いてください。

父母の氏名・父母との続柄欄:
夫となる者と妻となる者、それぞれの実母の氏名と続柄を書きます。
父母が離婚している場合は、それぞれ離婚後の氏名を書きます。
実父母とは別に養父母がいる場合は、
婚姻届の「その他」の欄に養父母の氏名と続き柄を書きます。

婚姻後の夫婦の氏・
新しい本籍欄:
・夫の苗字を名乗る場合は「□夫の氏」にチェック(レ)を入れます。
・妻の苗字を名乗る場合は「□妻の氏」にチェック(レ)を入れます。
(チェックを入れた方が筆頭者となります。)
・筆頭者となる者が、親の戸籍に入っていた場合は、
そこから抜けて、夫婦の新しい戸籍を作ることとなりますので、
新本籍地を書いてください。
・夫の氏を名乗る場合の夫となる者、
または妻の氏を名乗る場合の妻となる者がすでに戸籍の筆頭者と
なっている場合は、新本籍の欄は空欄となります。
→【もっと詳しく】婚姻届の【新しい本籍】の書き方

・同居を始めたとき欄:
結婚式を挙げた年月か、
同居を始めたときの早いほうの大体のところを書き入れます。

初婚・再婚の別欄:
夫となる者、妻となる者、それぞれについて
初婚であれば「□初婚」にチェック(レ)を入れます。
再婚であれば死別の場合は「□死別」、
離婚であれば「□離別」にチェックを入れ
その年月日を書きます。

同居を始める前の夫婦それぞれの世帯の主な仕事と夫婦の職業欄:
夫・妻それぞれ当てはまる箇所にチェック(レ)を入れます。
夫の職業と妻の職業は国勢調査のある年に書き入れます。

【もっと詳しく】婚姻届・離婚届・出生届・死亡届の国勢調査時の「職業」について

その他欄:
特に書くことがなければ空欄となります。、
書くことがあっても、各役所によって書き込む文言が微妙に違ってきます。
事前に役所の人と相談しながら書き入れてください。


届出人の署名押印欄:
夫となる者・妻となる者それぞれについて
現在の氏名…、つまり婚姻する前の氏名で署名します。
印鑑も婚姻前の印影となります。
印鑑は認印で大丈夫です。(※チャチハタ不可)

証人欄:
20歳以上であればどなたでも構いません。
友人・親・親戚などなど。
署名押印のところは必ず証人本人から書いてもらってください。
また住所・本籍のところも、できれば証人本人から書いてもらってください。
住所や本籍も証人本人しかわからないのが普通ですので。

連絡先欄:
連絡先を書き入れます。


捨て印について:
書き損じがあった場合、捨て印があれば訂正が可能です。
・一字削除
・二字訂正
・一行削除など
ぜひ婚姻届の欄外には、夫婦となる者の捨て印や
証人の捨て印を押しておきましょう。

↓ユーチューブの動画でも解説

【婚姻届の記入例】







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■婚姻届の届後の戸籍への記載例

↓婚姻届によってつくられた新しい戸籍の記載例             
                                            

                                  全部事項証明

本籍 

氏名

青森県青森市自由町一丁目 111番 

青森 ねぶた男                    

戸籍事項 
戸籍編製


【編製日】平成18年9月19日

戸籍に記録されている者

【名】ねぶた男

【生年月日】昭和60年1月11日 【配偶者区分】 夫

【父】青森 喜三郎 

【母】青森 みひろ

【続柄】長男

身分事項

出生

婚姻



(※省略)                     

【婚姻日】平成18年9月19日

【配偶者氏名】八戸りんご子

戸籍に記録されている者

【名】りんご子

【生年月日】昭和60年2月22日 【配偶者区分】 妻

【父】八戸 祭男 

【母】八戸 うみねこ

【続柄】長女

身分事項

出生

婚姻



(※省略)

【婚姻日】平成18年9月19日

【配偶者氏名】青森ねぶた男

【従前戸籍】青森県八戸市正義町二丁目222番 八戸祭男



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