親権(管理権)届の書き方【親権者が変更されたときの届出です】

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■トピックス
親権(管理権)届とは
親権(管理権)届の書き方と記入例

■親権(管理権)届とは
親権(管理権)届は、裁判所の手続きを経て行われる、下記のような場合に戸籍に反映させるための届出となります。
□離婚の際、協議では親権者が決まらなかったときに、家庭裁判所の審判で親権者の指定する場合等。
□親権を単独で行っていた者から、もう他の一方に親権者を変更する場合
□虐待や遺棄等により、親権を喪失させる審判があった場合
□親権の行使が困難、または不適当であった場合に、親権を停止させる審判があった場合
□管理権(おおむね財産管理の意味)の行使が困難、または不適当であった場合に、管理権を喪失させる審判があった場合
□やくを得ない事情により、親権を辞任する家庭裁判所からの許可があった場合
□その他


■親権(管理権)届の書き方と記入例

親権(管理権)届の書き方】

日付欄:
届出年月日を書きます。
窓口に持っていったときに記入しても大丈夫です。

氏名、生年月日欄:
・未成年者の氏名と生年月日を戸籍謄本の通りに書きます。
・親権者(管理者)の氏名と生年月日を戸籍謄本の通りに書きます。
生年月日は昭和○○年や平成○○年と書いてください。
S○○年、H○○年はダメです。

住所欄:
現在の住民票の通りに未成年者と親権者(管理者)の
住所を書き込みます。

本籍欄:
戸籍謄本の通りに未成年者と親権者(管理者)の本籍と筆頭者の氏名を書きます。

届出事件の種別欄:
下記の当てはまるものにチェック(レ)を入れます。
□親権者指定
□親権喪失
□親権辞任
□管理権喪失
□管理権辞任
□親権者変更
□親権喪失取消
□親権回復
□管理権喪失取消
□管理権回復

また、裁判所の手続きについて、下記に当てはまるものにチェック(レ)を入れます。
□父母(養父母)の協議
□許可の審判
□調停
□審判

その他欄:
特に書くことがなければ空欄となります。、
書くことがあっても、各役所によって書き込む文言が微妙に違ってきます。
事前に役所の人と相談しながら書き入れてください。


【届出人欄】

資格欄:
下記の当てはまるものにチェック(レ)を入れます。
親権者 □父 □母 □養父 □養母 □その他

住所欄:
届出人の住所を書きます。

本籍欄:
届出人の本籍と筆頭者の氏名を書きます。

署名・押印・生年月日欄:
届出人が署名押印し、生年月日を書きます。
印鑑は認印で大丈夫です。(※チャチハタ不可)

捨て印について:
書き損じがあった場合、捨て印があれば訂正が可能です。
・一字削除
・二字訂正
・一行削除など
ぜひ届出人の捨て印を欄外に押しておきましょう。。

届の記入例】
※下記は、夫婦が離婚した際、親権者を父、監護者を母と取り決めていたが、
その後、親権者を母へ変更する場合の記入例です。



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■親権(管理権)届の手続きの概要

【届出の期限】
・調停の成立、審判の確定日から10日以内

【届出人】
・親権者指定届、親権者変更届→父母
・親権喪失届、管理権喪失届、親権停止取消届→審判を請求した者
・親権辞任届、管理権辞任届、親権辞任回復届、管理権辞任回復届→辞任または回復しようとする者

【届出先】
子、父、母の本籍地または住所地の市区町村役場

【必要書類】
・親権(管理権)届 
・調停調書の謄本
・審判書の謄本
・届出先に本籍が無い者の戸籍謄本(全部事項証明) 
※本籍地に届け出る場合は不要。
・印鑑
・届を持っていった方の運転免許証等の身分証明となるもの



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