戸籍の届出【書き方指南】ＴＯＰ＞出生届の書き方＞どのくらいで出生届が反映された戸籍謄本が取得できるか
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「健康保険の関係で、会社から子供のことが載った戸籍謄本を出してほしいと言われました。出生届が届出されて、そのことが反映された戸籍謄本はどのくらいで取得できるようになりますか？」
※ケースによっては戸籍謄本ではなく、子供との続き柄の載った住民票の写しを添付書類とする場合もあります。
【参照】出産後の社会保険【健康保険や国民健康保険の手続き】
「何かしらの手続きの関係で、出生届のことが反映された戸籍謄本が必要となるケースは少なくないと思います。全国の各市区町村役場に、どのくらいで取得できるのかを聞いてみると
だいたいどこも『一週間くらいで取得できるようになりますので』という答えが返ってくるようです。
ただ、届出の場所によって、取得できる期間は変わってくると思います。」
「届出の場所？」「まず出生届の届出先は、届出人の本籍地か所在地か子の出生地の役所です。」「はい。」※出生届の届け先・提出先について参照「仮に里帰り出産で、母の実家の役所に出生届を届出た場合、届出を受けた役所は、母親の本籍地の役所に出生届を送付します。
そして母親の本籍地の役所では、戸籍の方にその届を反映させる事務処理をするわけです。」
「なるほど。つまり、出生届を本籍地以外の役所に届出すると、
本籍地の役所への送付する時間の分だけ、
戸籍謄本へ反映されるのが遅くなるということですね。」
「はい、その通りです。そして、これが海外で出生届が届出された場合は、戸籍謄本取得にもっと時間がかかると思われます。」
「というと？」「国外で子が生まれた場合、日本の大使・公使又は領事に出生届を届出ることができます。そしてこれらで受け付けされた場合、届出人の本籍地の役所へ送られ、
そのあとに戸籍の方へ届のことが反映されることとなります。
だから海外からの送付の分、ちょっと時間がかかると思われます。」
（※もちろん、届出人は海外から本籍地の役所へ出生届を郵送で送ってもよいです。）
「なるほど。では本籍地以外の役所へ届出た場合、具体的には
どのくらいで出生届のことが反映された戸籍謄本を取得できるんですかね？」
「んー、これは役所によって対応はバラバラだと思います。『２週間くらいで取得できるようになります。』という役所もあれば
『１ケ月くらいかかります。』という役所もあるようです。
もちろんもっと早く事務処理をしてくれる役所もあるかもしれません。」
「んー、ずいぶんと期間に開きがありますね。」スポンサーリンク
「役所によって届出のことが反映された戸籍謄本を取得できる期間が変わってくるのはいとをかしです。」
「いとをかしの日本語の使い方が間違っていますよ。しかし、できれば早くに子供のことが載った戸籍謄本を取得したいのですけど…」
「そこで知っておきたいのが出生届受理証明書です。」
「出生届受理証明書？」「はい。これは『出生届は確かに受理しましたよ』という立派な公の証明書です。これには、
・届出所の種類
・いつ届け出があったか
・届出人の戸籍と氏名
・事件本人の戸籍と氏名
・いつこの届出を受理したかの表示
・年月日
・市区町村長名とその職印
が記載されています。
つまり市区町村長が発行する公の証明書なので、戸籍謄本の代わりとして十分に役に立てるのではないかと思います。」
→参照：出生届受理証明書とは
（※どうしても戸籍謄本でなければダメというケースもあるかもしれませんけど）
「なるほど。そういうものがあるんですね。」「この出生届受理証明書は、『届出が受理された役所』でしか取得できない点に注意してくださいね」「わかりました。ありがとうございました。」
